メディカルぷらすショップ

STORY開発ストーリー

小児科医・アレルギー科医としての想い

私は、臨床経験が20年前後ある小児科医です。病院やクリニックにて、小児科専門医として、そして、アレルギー専門医として、数多くのこども達とそのご家族の方達と接する機会を頂きました。その中で、アトピー性皮膚炎のこども達、成人も含め、たくさんの方々を診察させて頂きました。症状は軽度の方から重症の方まで様々です。頭皮や全身に湿疹がでている生後4ヶ月の赤ちゃん、顔や全身のかゆみで眠りにくいという5歳のこども、関節部位や体幹にできた湿疹を引っ掻いてとびひ(伝染性膿痂疹)になっている8歳の女の子、幼少期から湿疹と痒みが長年あり治すのをほぼ諦めている成人男性の方など。

そのような方が、色々な説明や指導、外用剤・内服薬などで、皮膚症状や痒み症状が軽快していくのを診られることは、医療従事者の一員として、とても嬉しいことです。「顔や肌がこんなにもツルツルになりました」、「夜もかゆみなく眠れるようになりました」、「顔の湿疹や赤みも良くなって、人前にでることに戸惑いがなくなりました」など。

その中でも、手荒れ・ガサつき、手・手首の湿疹・掻きむしりで困っている、こども達にも接してきました。外用剤や内服剤ではなかなか軽快しなかったり、手首の湿疹を繰り返したりする場合も多々ありました。当時、既存にあるこども用の手袋や海外の製品など、様々な製品を試してみましたが、手袋の素材感や使用感、サイズなどの問題がありました。

そこで、日本のこども達の手によりフィットして、より良質で、より使い心地が良く、そして、手荒れや手のかゆみ等で苦しんでいる方達が少しでも症状が軽快することができるように、“ハンドケア専用手袋”の企画・開発を行いました。

helpアトピー性皮膚炎の概要

企画開発エピソード

一般的な手袋と異なり、あくまでも治療の延長線上として使用して頂くハンドケア専用手袋の企画開発。こだわったのは、「素材」(性質と耐久性)と「手袋の形」(サイズと手首の長さ)でした。

試行錯誤

寝る前にお薬を手に塗ってから手袋をはめますので、〝何度も洗える"耐久性は不可欠です。ですが、丈夫にすれば手袋は軍手のように分厚くゴワゴワしてしまう...こどもやアトピーの方のデリケートな手を強く締めつけることなく、肌に優しく、洗濯も簡単で、しかも夜間も脱げにくい製品にするために...試行錯誤を繰り返す長い日々が続きました。

製品のこだわり

寝ている間も脱げにくい『手首部分を長めに作る特徴的な形』にすることで手首部分の過度な締め付けをなくし、原料は妥協せず『シルク・コットンを100%使用』、赤ちゃんから大人まで安心して使ってほしいから、『日本産』・『日本製』にこだわって手袋生産量日本一の香川県で製造しました。
2022年秋に実施しましたモニターアンケートでも「手にフィットして寝るときも気にならず、こどもがつけることを嫌がらない」、「手首までと長いため脱げない」、「洗濯にも耐えられるしっかりした素材」と嬉しいお声を頂きました。

使ってほしいこどもたちへ

医師として果たすべき使命は医療行為だけでなく、患者様の症状が一日も早く改善されるよう寄り添ったアドバイスやサポートすることが大切だと私は考えております。
だからこそ小児科医の視点で考案したより良い製品(プロダクト)を、小児科から「ぷらす」もう一歩寄り添ってこどもたちにも使ってもらいたいと思っています。
「ナオッテネ」・「マモッテネ」をお使いいただく皆様のホームケアのお手伝いができ、ご家族皆様の“Smile”に繋がることを心から願っております。

商品紹介

ふんわり柔らかで高品質な素材を使用し、あなたの肌にやさしくフィットします。

NAOTTENE(R)

ナオッテネ® NAOTTENE
日本製(香川製)、かつ、コットン100%のハンドケア専用手袋です。コットン製の商品は肌に優しく、かつ、耐久性にも優れているので、主には、手荒れや手の痒みがひどい時・治したい時(ケア)に使用に向いております。

MAMOTTENE(R)

マモッテネ® MAMOTTENE
日本製(香川製)、かつ、シルク100%のハンドケア専用手袋です。シルク製の商品はさらっとした肌感があり、かつ、伸縮性にも優れているので、主には、手の状態の維持(メンテナンス)としての使用に向いております。

どの衣類でも、どの保湿剤や外用剤でもそうですが、コットン100%とシルク100%の製品使用にて、お肌に合う方もいれば、中には、合わないという方もいます。その頻度の問題と個人差の問題がございます。できる限り、より多くの方のお肌に優しい素材として、コットン100%とシルク100%を使用しておりますが、中には、コットン100%で手の暑さがでたり、シルク100%でかゆみがでたりした方がいます。その様な場合は、使用を控えていただく、あるいは、症状が悪化した場合は、当方までご連絡・ご相談を頂く、または、最寄りの医療機関を受診して頂きますよう、よろしくお願いします。

ORIGIN of NAME

商品名を決める際に、こどもとそのご家族にとって、「親しみやすさ」、「かわいらしさ」、「呼びやすさ」の3点を大切に、ネーミングライターの方やプロジェクトメンバーの方々と何案も何度も考案検討しました。その結果、手を治す、手を守るといった趣旨と、“手”と“テネ”を掛け合わせた商品名が産まれました。

ナオッテネ®

「テネ」と「手寝」を掛け合わせ、手荒れや手の痒み、手の湿疹、アトピー等で困っている方に“治ってほしい”という願いと想いが込められています。

マモッテネ®

「テネ」と「手寝」を掛け合わせ、手が荒れやすい、かゆみが出やすい方に、手を“守ってほしい”という願いと想いが込められております

ORIGIN of LOGO

ロゴは、使って頂く方の肌への優しさとこどもとお母様方へ親しみやすさを大切に、そして、愛されるロゴを目指しました。うさぎは、“可愛らしさ”と“元気さ”があり、そして、“家族の絆”や“幸運”を象徴する存在としても捉えられております。うさぎは、日本では「十二支の一つ」、「月とうさぎ」、「今昔物語」、「因幡の白兎」、「安産や子孫繁栄」など、歴史的にも関係性が深い存在であり、世界的には、「Peter Rabbit」(イギリス1902年)、「不思議の国のアリス」(イギリス1951年)、「ミッフィー」(オランダ1955年)と親しみやすく、可愛らしさキャラクターとしても登場しております。そして、うさぎの被毛と同じく、細くて軽くて柔らかい特徴をもった、“ナオッテネ”と“マモッテネ”は、兎年である令和5年(2023年)に発売となりますので、企画開発に携わった私たちは、“うさぎ”にご縁を感じております。